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ARTISTICRUEL TOP  >  2013年06月

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眠れるものに

目ん玉の

裏っかわから

摘ままれて

引っ張られている

そんな眠気よ


眠りなど

欲しい分だけ

くれてやる

代わりにお前の

すべてをもらわん


この対話

一つの摂理

何の感情の粒子も

含まれてない


無機質なシステム

静かな暴力性を

矯めたまま

ただ、つづく


いつぞやに

かの一粒に

成り果てし

夢のしずくよ

ただそこにあれ
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忘却曲線をねじ曲げる

忘れるってこと

記憶から忘却するということ

意識したらできない

無意識の無意識の

その無意識の奥の方に

鍵のついてる函がある


ゆっくり

ゆっくり



忍び足で近づいて

気づかれないよに

しまって来なくちゃ


焦りは禁物

脳裏に痛みを

刻み込まれては

肥大化した残像が

CTスキャンに写らない陰をつくる


もう、忘れてくれていいんだよ

そんな言葉で暗示して

輪切りにした脳みそに染み込ます

保たれたのは、清潔な

初期化された後のヒトゲノム

亡者の空想

ピンクが茶渋に

変わったあとに

のこったものは

黴、ただ、黴


褪せた部屋の壁を見つめて

穴があくほどそれを見つめて

その奥に何があっただろうか

気づいたら、口の中

カントリーマアムの味がする


諦めというよりも

それ以外の道を知らぬ者たちの

取り巻く世界に脇を塞がれ

呑まれたあとには

どこへ、いづこへ?


幾千万のありし御霊よ

これらの呻きは

あこがれの裏返し

そう、あこがれの


いつの間にやら

浮雲に乗り

水たまりの上

サーフィンしてた

散りし言葉に

肉も皮もない

痩けた日々を過ごす

どこにもない在り方でいながら

ごくありふれた在り方で


突き詰めたくて

浮遊しながら

自分を眺める

ああ、なんでだろ...


虚無に回収されること

すべての別れ

哀しいのでなく、寂しいのでない

いったい、これって...


過去の言葉は

書物の上に

それはいつでも

もう、ここになく...


ああ、なんでだろ...

その切実さ

こんな言葉も

もはや、遺児かな

童景憧憬

風のにおいは

あれからどこか

変わったところが

あっただろうか?


またもや夏が

そこにいる

遠くで風鈴

ちりちりん


かき氷ほお張る

こめかみの痛み

蝉がせわしい

あの夏は?


陽は照る

蒸しながら

少年を映した

シャボン玉は

もうそこに

なかった

生まれてきたところのもとに

それはもう湖だった

そんな表情浮かべてた

細長い水の流れが

一切の膨らみを忘れて


凪いでいたので

笑いもせず

泣きもしないで

穏やかだった


春と夏とのあわいに似合う

そんなやさしさ

水の上

その中空に


輪唱するは

陽光のどかに

いつまでも

いつまでも

響いてる

さよならをするまでもなく

ひとり

届かない思いを抱えては

弱々しい心臓のポンプが

温かい液体を廻らすことが

たったひとつの優しさだった


ほとんどそれゆえに生きてた

寂しいという言葉は

恥ずかしくって

愚かしかった


文字の上をたゆたう

うらぶれた思いの

その裏にあるやわな悲哀に

溺れてた、ただ、溺れてた


まわりまわって寂しさに

囲まれていた

助けの来ない

沈みかけた船のように

プロフィール

旋歩

Author:旋歩
こんにちは、あるいは、こんばんは。
旋歩(せんぽ)といいます。
明治・大正文学を中心に
貪るように本を読んでいます。
読めば読むほど自分から
ことばが奪われてゆくのですが
仕方のないことなのでしょう。
それでも残ったものが、ここにあります。

画と詩の狂想曲

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