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ARTISTICRUEL TOP  >  2013年01月

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あたまのなかみをこころでドリップ

記憶はどこかで

砂のようにこぼれて

時間の海の底に

揺らめき沈む


こぼさないように

両手で受けても

気がつく前に

すりぬけてゆく


地層の重なりのような

思い出ミルフィーユ

ほどけてべったり

それとわかるのは

シミになったところばかり


いくつか残った

トラ、ウマの縞模様

それらの柄の可愛さに

ようやく気づいてきたところ

これからシミがふえるとしても

最後はどれも愛せるように
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いつかのものがたり

わたしはあなたの

目になるわ

おれはお前の

絵筆になるよ


そんなはなしが

どこかにあった

二人以外に値打ちはなくとも

二人だけにあればよくって


一つの写真に隠された

遠い昔のものがたり

哀しくもああ虚しくも

ここにはもうなく

いずこにか、ゆく?

人間宣言

なにをそのように

ごたごたやって

いるのだろうかと

上から見てみる


かわいいものさ

人間なんて

ちょっとしたことに

ドキドキするし

ワクワクする

時には怒り

嘆き哀しむ

かわいいものさ


そうやって俯瞰してみても

やっぱりじぶんも

かわいいひと等の

ひとりでいたい

そう思いつづける

ひとでありたい

ふらふらふらの

丘のななめの葡萄畑

ワイン工場のそばにある

あっさりした雲

あおをきわだつ


菜花が一面きいろく隈どる

みちた月が照らすみたいに

野菊がそばに控えてる

いつかのころの乙女のように


ふたつの車輪を回転させる

橋をわたって林にぬける

空知川のうえ

涼しい風にさそわれて


昼下りの陽ざし

雲をすかして柔らかい

うちのねこも連れてきて

放してあげたいくらいだな

ポジティブ賛歌

矛盾だらけの人生が

つくられるのは

長いスパンの認識力で

ひとの行動ながめるからだ

矛盾突きたく都合よく

切り貼りしたよなスクラップ

ゴミ箱にでも投げ捨てろ!


そんなことより

動物的な

判断力で生きようとして

頑張るひとの美しき

心と身体の合わさる姿

かわらずやってるわからずや

わけもなく

喉の奥からヘンな震えが

こみ上げる

もうやめたッ!


急に襲われる

大きさのわからない

壁を意識するといつも

この嗚咽に似たやるせなさ


幾度となく

繰り返される

当てどない苦しみを

なにに吐き出そう?

春日短唱

フンッ

鼻で嗤う

他人を嗤う

自分を嗤う


そんな侘しさ

ありました

春を思った

ときでした

下界の一隅

雷にうたれたような

身体の中に

何も見えなくなった

冬の最中に


ただ鳴り響く

ノイズのように

物音どれもが

無為に流れる


これが本当に

自分の部屋か

そこにあるもの

脈絡のなさ


それは事実だ

確かにあるのだ

ものものものもの

ものの破片が

不思議な既成概念への「?」

生まれてから

何が

変わったろう?

ひとりで自由に

動けるようになったこと?


「自由に」なんてあるもんか

既定路線を歩んでないか?

赤ちゃんの頃

玩具を渡されあやされたけど

形が変わっただけではないか?

テレビや本や服や雑貨や


何が変わったというのだろう

成長するってなんだろう

既定路線に合わせることか

諦める力をつけることか


そもそも

大人と子どもと

分けうるものか

子どもを育てたらそれで大人か

育てなかったら大人でないか


一切合切

理解不能

遡れるのは頭だけ

感覚、不確か

頭で分ける

上半身と下半身

まるでふたつに

分けうるかのよに


ぜんぶ意識の置きようだ

なんとなく

腰のあたりで半分に

分けられるように

昔のひと等は

思ったのだろう


そを分かつ

ひとのこころは単純で

普段はからだと

一致している


ゴールのない道

ただ駆けぬける

無垢なたましい

ひとつのあこがれ

まるい世界へ

世界はひとつじゃないけれど

ひとの数だけあるけれど

みんな仲良くやっている

ひとつの世界であれたらな


宗教、思想、法、習慣

世界は分断されている

どのよに繋がれ

丸くなれるだろ?


世界はひとつじゃないけれど

ひとの数だけあるけれど

生きとし生けるもののすべてに

穏やかな時の流れることを

ゆめゆめゆめみれず

遠くにあって

見えそうで

よどんでにじむ

過去の思ひ出


もともとじぶんのもので

なかったのではという気さえ

しなくもない、いや

するのです


写真で鮮明に

残っていれば残ってるほど

じぶんとの関係性が

あやふやになる

そのおそろしさ


今ある身体は

じぶんのもの?

地球のもの?

誰のもの?


心のありかを

知らない代わりに

自由に羽ばたく

鳥であるか


心を抱いて

違和感に

苦しみながら

生きながらえるか


選ぶ余地なし

なぜなれば

人はどうして

心を投げよう?

本望

過去の叡智を

存分に味わう

こんな嬉しい

ことはない


Book本ほん

Coffee珈琲コーヒー

切っても

切り離せない関係


その両者のあいだに

永住権を主張する

意地でも動かない

新しい道をつくるからって

何が何でも退きゃしない


本に埋もれて

死ぬのがこれぞ

わしにとっての

「本」望なり

いつかの雨声を

雨が降る

ぽつぽつと

着地して

はね返る

その弾性


異質なものの

表面に

落ちては返る

紋切り型の動き

無個性な響き


1000年前の

雨降りは

こんなにも

張りがあったか


雨さえひとに

操作され

アスファルトの上

飛び跳ねる


「いき」ではない

排水溝に

集まる雨水

理論通りの流れ


土の上

泥の上

ぬかるみに落ちる

雨を聴きたい

卑小なる寛大さ

イライラするのは

どうしょもないこと

例えば

ニットの喰われた痕とか

やり場のなさに


そこにはない

大事なことは


ニットを食べた虫さえも

愛でてしまう

その気持ち

持てたらいいね


愛おしむ

食い逃げした虫と

生きながらえてく

そのこどもたち


彼らの命が

救われたことの

その尊さよ


自分が世界の

すべてじゃないので

小春日曜日

作りかけの街角を

自転車で

駆けぬける

お天気な日曜日

ぼくはしあわせだった


外で遊ぶ

こどもたちは

絶滅したわけではなかった

それを見て

ぼくはしあわせだった


洗濯物を

空の彼方へ

飛ばしそうにして

風が巻いてた

こころはすでに

飛ばされていた

ぼくはしあわせだった

哲学のはじまり

蛍光灯が

泣いている

ブーンブーンと

うめいてる

じぶんの余命を

悟ったように


それを見た

ロウソクの灯は

なんだお前は

臆病か?

おれは毎日

その場限りのお命さ


その会話を耳にした

人間さまは

目をつむり

中で燃えてる

熱い血潮の

その行く末を

思いみた

塵芥戯画

引き出しの奥に

黄ばんだハンカチ

親元不明の

ボタンたち


知らないうちに忘れられ

数年ぶりに

明かりを見たそばから

ゴミ袋行き


ゴミ袋に着いたら何しよう?

収集される前に

日の光アクアリウムに行きたいな

空に還るまえの

たったひとつの望みだった

最期のことば

いっこのたましい

おっこちた

夢遊病患者のように

凍ったみずうみ

さまよった


すべってころんで

ころんでおちて

張った氷に

妨げられて

手を伸ばしても

届かなくて

沈んでく

ああ

地上の光が・・・

遠ざかって

たゆたいながら

音も色もない

宇宙の果てに


息苦しさは

とっくに消えていた

詰め込まれてきた

Information

鼻の穴から

あぶくとなって

あっという間に

出て行った


たまたま残った16byteを

寄せ集めたら

言葉になった


「ぼくはちきゅうだ」

エッセンスのありか

エッセンス

それが要る

実はそれだけでいい

そんな気がする


だけども外には

そんなのなくて

わけもわからず

探しまわる


エッセンス

抽出物

つまりはそれは

ドリップ後


どこ見渡しても

ないはずだ

世界は物質

なにが抽出?


エッセンス

あるところは、そう

言わずもがなで

ほら、そこに


気づいたときに

共振するのは

ある安らぎの

エッセンス

空色に寄せて

夢みさせてくれて

ありがとう

そんな風に

思えたならば

なんの苦悩もないのです


そんな気持ちで

いられるなんて

じぶんを欺くときだけで

浮雲のように

かたちがかわる


入道雲の圧迫感

風に流れるちぎれ雲

晴れ渡ったら雲は尽き

気づいた時には現れる


空の彼方のあの町に

照らす太陽

どううつる

気にかかるのは

ただそれだけで

ことばにすすめ

ことばは

こころの安らぎを

どこかで支えて

くれている


たまに鋭く

刺さりもするが

好きなことばに

浸ればいいさ


たった一度の

人生だもの

好きなことばに

会いにゆこう

冬の別れに

痩せ細おった

雪だるま

知らないうちに

いなかった


どこを見てるか

わからない目を

地面に残して

消えていた


気に留められずに

気にも留めずに

静かな別れ

ことばもなくて


そうこうするうち

うららかな

お天道様に

会えたかな

うたをうたうのをうたう

声色の波

下からみてた

こころはとっくに

さらわれていた


音色の風

頬をなでてた

こころはとっくに

さそわれていた


生まれて消える

あぶくのように

箱を満たした

あのうたはどこ?


そのつぶひとつも

逃したくなかった

ぼくは熱帯魚

うたは空気の泡


この箱の中

ふるえるように

夢を匂わせ

その場で散った

いまここにないもの

ゆめのなかに

たゆたうこころ

ただそれだけが

あればよかった


たびはいつも

あとからゆめ

たびのとちゅうは

いがいとげんじつ


きたへひがしへ

みなみへにしへ

たどりつけない

さまようこころ


せかいのうらがわに

あるかもしれないと

きづいたときには

すでにまぼろし


いまいるとこから

ゆめのなかへは

じゆうじざいに

ゆききできない


ぜんぶのいのちが

かえったときに

あらゆるものが

こころとゆめ

まといしもの

濡れていた

あの瞳の中

なにがあっただろう


吐息は

宙に

うねりながら

上へ上へと

舞いのぼって


オーロラのようで

色はなかった


堕天使の

うつろな表情

侘しさ湛え

遠い目をして

うつむいたまま


その首すじの

ほの淡い影

詩の生まれるところ

ことばにできない

ことがある

それをことばにゃ

しなくていいが


だけども、ひとに

おしえたいのさ

詩のはじまりって

そんなもの

とけゆきおちたる

溶けて露になる

その水玉は

白の世界に

おちていった


ネルドリップと

同じ速さで

しらっ、しらっと

垂れ

また

垂れ


上に跳びたいと

思うこともできずに

ただひたすらに

垂れ

また

垂れて

おちくぼむ

さびれた冬の日こころのゆくえ

いつもより部屋が

冷たいと気づくとき

ひとは何色になるだろう

外は白


足がすくむじぶん

愚かにみえた

もっと広かったら

よかったのになと思いつつ


屋根からおちる音がする

ため息も白

子どもは丸めて放り投げ

外で立派にはしゃいでる


ひとつのこころも

屋根から堕ちた

いつのことやら

いつの間に


ぼんやり思って

何に包まる?

ある気分のうた

壊れそうなすがたが

美しかった


透明なものなど

好きじゃなかった


それがたまたま

透けてただけだ


こわれるシャボンを

見慣れたせいか


安っぽくて

締まりのわるい

キッチュなドアが

好きだった


厳然たる

鋼鉄製の

重厚なドアは

好きじゃなかった


いつまでも

すきま風に

恋してたかった


スポンジみたいな

たましいで

ずっといたかった

プロフィール

旋歩

Author:旋歩
こんにちは、あるいは、こんばんは。
旋歩(せんぽ)といいます。
明治・大正文学を中心に
貪るように本を読んでいます。
読めば読むほど自分から
ことばが奪われてゆくのですが
仕方のないことなのでしょう。
それでも残ったものが、ここにあります。

画と詩の狂想曲

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