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こころのゆくえ

別れとは

必ず来たるものならば

別れる前の

前に教えて...


そんなうた

詠みたくなるよな

そんな夜

こんなこころを

どこに置こうか


かなしいと

思わないとは嘘になる

けれども僕の

こころには、いる


包まずに

裸のままに

渡したい

胸を切り裂き

僕のこころを
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セカイのなりたち

あまたいる中の

ひとりです

そうわたしは

ひとりです

あまたいる中の


よよよと袖を濡らしても

あまたいる中の

ひとりです

そう

ひとりです

あまたいる中の

よよよと袖を濡らしても


なぜだろう

空っぽな心もち

真空パックの袋に入った

鮭の切り身と同じでしょうか

真空パックの袋に入った

空っぽな心もち

なぜだろう


やがて二連と三連は

結ばれることとなりまする

そうしてできたお子さまは

今が思春期真っ盛り

一連という娘でございます


月桂樹の葉の冠を

かぶせてみれば

一蓮托生、極楽浄土

おあとがよろしゅうございます

ぜんぶのなかみ

ひと

ことばーものーできごと

つなぐ

いや

おなじ

ことばーものーできごと

ぜんぶ

ひと

何かせん?

荒川の土手で

ごろり

多摩川の水辺で

たらり

神田川の橋で

パシャり

江戸川のグラウンドで

ポトリ

徳川の陣でだれかが

グサリ

玉川の上水で太宰が

のらり

芥川がいつかベロナールで

パタリ

宇田川にかつて独歩が

ひとり


そして

芦川は・・・?

夜とバスと銀河とヒトと

バスが走る

うえ半分が

窓でできた

バスである


夜は更けた

町の電燈は

もう点いている


側面を背にして座る

数知れない発光体が

目の前を流れる

硝子の反射でプリズムみたいに


商店街の灯りがチラホラ

バスの中では乱反射

流星を

目で追うよりもあっけなく

次から次へと

消えては飛び込み

飛び込めば消え


あまりの眩しさに

目を瞑る

しばらくしてまた

目をあける


無数の星々が

漆黒の闇に浮かんでる

何か知らない力が

自分の身体を運んでゆく


いつの間にか

かの鉄道に乗り換えて

いたようだ


ペルセウスとアンドロメダが

どんどん自分に近づいてくる

写メを撮ってるヒマもない

発光源がもうそこにある


アッと思って

目を覆いかけた

その刹那

色のない靄に包まれた


ふと気がつくと

止まったバスの中

降車口は開き

周りの乗客は降りてゆく

次から次へと

途切れぬままに


それを眺める

自分は椅子に

うつつを抜かした

ような顔して

座ってる




そこに

いる

プロフィール

旋歩

Author:旋歩
こんにちは、あるいは、こんばんは。
旋歩(せんぽ)といいます。
明治・大正文学を中心に
貪るように本を読んでいます。
読めば読むほど自分から
ことばが奪われてゆくのですが
仕方のないことなのでしょう。
それでも残ったものが、ここにあります。

画と詩の狂想曲

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